花香菜の第一歩は、視覚障碍者施設「瀬古マザー園」様の玄関前ガーデンでした♪
2010年秋、視覚障碍者施設の「瀬古マザー園」様の玄関前・大時計下庭園のデザイン施工をさせていただきましたのが、アトリエ花香菜の初仕事でした。
数百人の方が入所する施設の「顔」です。コンセプトの創出が一番考えました。
デザインは、パースも図面もラフな手描きです。(今もパースは手描きですが、・・想いだすととても懐かしいです・・)
いろいろ考えて、白杖や車いすの皆さんが、お客様をうれしくお迎えする気持ちを表現しました。
みどりと、季節のお花がお出迎えする庭園のシンボルは、白杖とシャベルを持つふたりのお人形にしています。
白杖を使いながらも、緑と触れ合う元気な皆さんの、ウエルカムの気持ちを伝えたくてデザインいたしました。
デザインが決まっていよいよ施工、9月と言うのにとても暑い日でした。。
大学の先輩の「八ヶ岳カントリーガーデンの南條さん」に「親方」を引き受けていただきました。
経験豊かな南條さんは、暑さを考慮して、トラックとガーデン後ろのレンガの壁面を利用して、屋根の日陰を作ってくださいました。
大学の学習会ともコラボして、ガーデン施工のお勉強もしましたね。
施工には二日間かかったのですが、2日目には、施設に住んでいらっしゃる皆さんや職員の皆さんも一緒に、花苗の植え付けをしています。
視覚に障害のある皆さんの中には、花を植えることが初めての方もいらっしゃって、短いけれどもとても楽しい賑やかな時間でした。
完成した時は、すでに暗くなっていました。
思い出深い、思い出すと今でも涙が出そうな「初仕事」でした。
南條さん、お勉強会の皆さん、職員の皆さん、本当にありがとうございました。
今から三年も前になります。
シンボルのお人形は、毎年の「地域触れ合い祭り」のたびに、地域の方にペイントをお願いしています。
今も生き生きとしていますよ。